Project StoryInfrastructure

入社4年目、
PMとしてEDRを導入せよ。

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  • 田中幸輝 田中幸輝 2018年新卒入社
    情報処理サービス部
    プロジェクト・マネージャー
田中幸輝さんが手を組んでテーブルで話している写真

プロジェクト始動

従来、セキュリティ対策とは、外部からの侵入を未然に防ぐことが一般的でした。しかし、サイバー攻撃などが非常に巧妙となり、侵入を防ぎきれないのが実状です。そこで、侵入されることを前提に、いかに早期に異常を発見して対処するかがセキュリティの常識となっています。それを可能にするのがEDR(Endpoint Detection and Response)というシステムで、パソコンやサーバで不審な挙動を検知して、迅速な対応を支援するソリューションです。お客様からセキュリティ強化の一環としてEDRの導入の依頼があり、そのプロジェクト・マネージャーに抜擢されたのが、新卒で入社して3年目の田中でした。

田中幸輝さんが向き合って話している写真

EDRの仕組みが、
お客様の業務の支障に。

プロジェクトメンバーは、田中を含めて5人。このプロジェクトが始まった頃を振り返って田中はこう語っています。「EDRの特長として、ログという記録を集めて分析する仕組みがあるのですが、そのログを送る際に、お客様が業務で使用する通信経路を使用します。パソコンのログは情報量が大きいので、お客様の業務に支障が出る可能性があることが判明したのです」。立ちはだかった難問について「お客様のニーズに応えながらいかにログを減らし、お客様の業務に支障が出ないようにログを送れるかが、このプロジェクトの大きな課題でした」と語る田中でしたが、地道な作業を続ける中で、課題をクリアする画期的なアイデアを発見しました。

田中幸輝さんがテーブルに手を置いて微笑んでいる写真

ニーズにしっかり応え、
システム導入完了。

5人のプロジェクトメンバーは、試行錯誤を重ねながら、必要なログと不必要なログを選別してチューニングをしたり、ログを1/8に圧縮して送付する方法を発見したりして問題を解決。プロジェクト開始から1年半でEDRの導入が完了し、今もトラブルはまったくないという。田中はプロジェクトを振り返って「この仕事で本格的にプロジェクト・マネージャーを経験しましたが、スケジュールやコスト管理などを気にしながらあらゆることを進行させなければならないので、管理者としての責任の大きさを感じました。また、別のプロジェクトでは、とある企業の海外セキュリティ対策に、入社してすぐに参加させてもらった経験も大きく役立っています。日本、タイ、スペインの3拠点のセキュリティ対策の設定基準を合わせていくというプロジェクト。時差があったり、国民性や言葉の違いがある中での業務だったので、いろいろと勉強になりました。通常であれば、プログラマー、システムエンジニア、プロジェクト・マネージャーと経験を積まないと担当できない業務を、入社1年目から任せてもらえることに、大きなやりがいを感じます」と語ります。入社の年数など関係なく、現場で重ねる数々の経験こそが、目の前の課題をクリアできるスキルとなる、それは私たちが大切に思う現場主義の表れにほかなりません。

インフラエンジニア

アプリケーションの土台がサーバーやネットワークによるITインフラであることを示した図
インフラエンジニアの業務とは?

UISの情報処理サービス部で提供しているインフラとは「ITインフラ」のことで、システムエンジニアが開発したシステム(アプリケーション)を稼働させたり、インターネットを利用できるようにするための土台となるものです。このようにITインフラの安定稼働を維持したり、新しく構築するのがインフラエンジニアの業務です。

情報処理サービス部の業務
  • データセンターの運用管理・保守 ITインフラを支える装置の安定稼働のために電源供給、温度・湿度など施設内の環境を管理する
  • ITインフラの企画・設計・構築 お客様の要望に合わせてITインフラの構成を提案し設計・構築を行う
  • ITインフラの運用管理・保守 構築したITインフラを安定稼働させるために、維持・管理をする
  • ユーザーサポート パソコンの不具合対応、情報機器の資産管理・運用管理、問い合わせ対応を行う