背景
仮想基盤を支えるNFSストレージは稼働開始から3年が経過し、容量増加、性能不足、遠隔バックアップ時間の長大化に悩んでいる。老朽化を機に、課題の解消と仮想基盤ストレージの更新をしたい。
現状の課題
- データの増大により、ストレージの容量が足りなくなった。
- 大量のデータ処理にストレージの処理性能が追い付かず、処理の遅延発生や処理時間の増大が顕著になってきた。
- 遠隔バックアップに時間がかかるようになり、想定の時間内での処理完了が困難になってきた。
プロジェクト概要
業種 | 製造業 |
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規模 | 仮想サーバ:1,000台以上、仮想ホスト:50台以上 |
構築期間 | 7人月 |
サービス | ストレージ構築、災害対策 |
システム概要・構成
- 機器構成の見直しによるバックアップ時間を1/7に短縮
- 毎日100Km以上離れた遠隔地にデータ転送
既存の仮想基盤ストレージ環境の遠隔バックアップは、重複排除ストレージにバックアップしたものを転送する複雑な構成になっていた。機器構成を見直してシンプルにし、遠隔バックアップ時間の短縮を実現した。

導入効果
現状の課題 → 解消
- 十分なストレージ容量を確保することで、数年先まで容量不足の心配がなくなった。
- シンプルかつ最適なシステム構成で構築することで、性能が従来より30%向上したため、処理遅延が解消し処理時間の短縮にもつながった。
- システム構成を見直すことで、遠隔バックアップの時間が従来の1/7に短縮され、想定時間内に余裕をもって完了することができるようになった。
担当者の声

私が担当しました
構築だけでなく、運用と活用までを見据えた提案を実施
本プロジェクトでは、仮想基盤およびストレージの構築・移行、災害対策の実装など、豊富な導入実績・ノウハウ、技術力を生かし、お客様の課題解決のためのシステム環境と運用改善をコーディネートしました。
今回、システム構成を見直すことで、お客様の課題が解消され、ご満足いただけました。