開発実績
基幹システムEDI構築
背景
現行システムの老朽化による再構築を実施。現行は、統合開発基盤上にEDIシステムも自社開発していたが、販売会計システムが刷新されることとなり、開発運用管理に時間をとられていたEDIの領域も見直されることになった。本業の拡大に伴うEDIの接続先の変更や、販売会計システムとの柔軟な連携をしたいという目的で、当社の連携基盤構築提案をご採用いただき、導入となった。
プロジェクト概要
業種 | 商社 |
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規模 | APサーバー、連携基盤サーバー、DBサーバー 台数:3台 |
構築期間 | 150人月 |
サービス | システム間連携サービス、監視サービス |
課題
- EDIシステムの運用管理に時間をとられ、本業に注力できない
- 現行の統合開発基盤の老朽化(インフラ基盤の一新が必要)
- EDI接続先企業の変更に伴う作業が煩雑
システム概要・構成
EDIシステムとしては、他の基幹システムと疎結合なシステム構成にすることで、大量かつ多様なデータ処理の影響範囲を限定的にとどめている。
- EDIの伝送データ、Webからの受発注データとの連携基盤に、オープンソースのESB Muleを採用
- 連携基盤サーバーとEDIアプリケーションサーバーを分離して構築する → 障害時の切り分け・復旧がスムーズに行える

導入効果
導入後の運用サポート契約を締結することで、情報システム担当者が本業に集中できるようになり、運用に関わる全体コストの削減につながった。
- 運用の仕組みが可視化され、属人的な作業が大幅に削減された
- インフラはデータセンターに構築され、Web-EDI接続先も外部にあるので、ハードの運用から解放された
- EDI接続先(売先・買先)の増減に、柔軟に対応できるようになった
- 統合基盤上のワークフローにも対応し、内部統制上の承認、証跡が残せるようになった
UISを選んだ理由
- 前身のEDIシステムの開発メンバーにUIS社員が参画していたこともあり、業務ノウハウを持っていたので、全部事細かく説明する必要がなかった。
- 親会社である宇部興産(株)様もメーカーとしてEDIに接続しており、EDIシステムの知見も豊富に持っていた。
- システム間連携基盤(ESB Mule)の構築実績も持っており、信頼できるベンダーであった。
担当者の声
担当:ビジネスシステム第1部 オープンソリューショングループ
本プロジェクトは、基幹会計、営業(契約)、EDIの大きく3領域に分かれていました。プロジェクト事務局として専任の会社も参画していたので、各領域間のコミュニケーションを円滑にすることも重要でした。提案の時点から、システム構成の柱を明確にしていたので、他領域とのインターフェース設計も、スムーズに遂行できました。