Project Storysystem
次世代の
画像処理検査システムを
開発せよ。
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鹿島正美 2003年中途入社
画像ソリューション部
マネジャー -
石川康滋 1997年新卒入社
画像ソリューション部 -
藤原あゆみ 2020年新卒入社
画像ソリューション部

プロジェクト始動
URCPとは、UIS Ready and Custom Packagesの略で、製品の傷や汚れを画像から自動検出する画像処理検査システムです。この製品は、UISオリジナルとして約10年前に開発されたもの。普及の進むタブレットなどの端末に適したユーザーインターフェイスが必要となってきたため、バージョンアップのプロジェクトが2020年11月にスタートしました。メンバーにアサインされたのは、マネジャーの鹿島、開発を担当する石川、そして入社2年目の新人、藤原でした。

未知の技術を、
どのように導入するか。
URCPのバージョンアップ、その鍵となるのがユーザーインターフェイスの開発に「Electron」という新しい技術を使うことでした。しかし、部署メンバーの中で、その技術を知っている人がいない、という問題が起こったのです。まずは、社内外の人へ取材をすることから始まり、わからないことは自分たちでも調査すると同時に開発も進めていきました。プロジェクト開始の頃を振り返って、入社2年目の藤原はこう話します。「私は入社したばかりだったので、しばらくは先輩の指示のもとで作業を進めるものと思っていました。でも、先輩の石川さんは、高度な画像処理の部分を担当することになっていたので、すぐに私がユーザーインターフェイス開発のメイン担当に就くことになり、うれしさよりは、不安の方が大きかったですね。わからないことが多かったので、外部の人に話を聞いたり、サイトを駆使して勉強をしたりしました。知識が身につくと、次は“こうしたら動くかな”と、思いついたことをすべて試したり、さまざまな試行錯誤を重ねたのを覚えています。開発はメンバーの意見を集約しながら進めたのですが、自分では良いと思っていた案も、部内では操作しづらいという意見があったので、より使う人の視点に立ってプログラムを組んでいきました」。

その性能も、関わったメンバーも
格段に能力がアップ。
プロジェクトメンバーの努力が実り、新URCPが遂に完成。製品のさまざまな傷や汚れをより高精度に検出できるようになり、使いやすさも格段に良くなりました。入社2年目にしてプロジェクトを任された藤原はこう語っています。「開発が始まった頃は、先輩から質問をされても、その場では答えられず、調べてから返答していたのですが、今では、即答できるようになりました。石川さんや鹿島さんも、私を信頼してくれているようで、UIについての意見が通ることも増えてきて、とてもうれしく感じています。このプロジェクトを通して、新しい知識をたくさん身につけることができましたし、みんなの協力もありましたが、1人でやり遂げたという自信もつきましたね。リリースが始まったら、お客様向けのカスタマイズという仕事もあるかもしれないのでとても楽しみです。仕事を前向きに捉えることができるようになり、面白さや、やりがいも感じるようになりました」。このかけがえのない経験を通して、システムはもちろん、関わったメンバーのスキルまで格段にバージョンアップされたようです。
システムエンジニア
システム開発の種類
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スクラッチ開発(受託開発) お客様の要望に合わせてシステムを1から開発すること。オーダーメイド。
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パッケージ開発 特定の業務や業種で汎用的に利用できる製品(パッケージシステム)を開発。また、そのシステムをお客様に合わせてカスタマイズして提供すること。
システム構築の流れ
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Step1
企画・要件定義 お客様から要望をヒアリングします。システムの機能や画面レベルで詳細な内容を決めていき、お客様への提案も行います。
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Step2
設計 要件定義で決定した内容を設計書にまとめます。画面の動きやレイアウト、登録機能などの処理の詳細などを設計・作成します。
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Step3
実装 設計書をもとにプログラミングを行い、システムの画面や機能の作成を行います。
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Step4
テスト 作ったプログラムが正しく作動するかをテストで確認。お客様が操作することを想定してシステム全体のテストを実施します。
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Step5
修正 テストを実施して不具合があれば随時プログラムの修正を行います。修正が終わったら、再度テストを行い完璧なものに仕上げます。
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Step6
リリース テストにすべて合格したら、作成したシステムのリリースを行います。
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Step7
メンテナンス リリースした後も正常にシステムが動いているかを管理します。不具合が発生したら直ちにプログラムの修正を行い対応します。