導入事例
「UP-One」バージョンアップで高精度トレーサビリティと原価の“見える化”を実現

株式会社日本包装(親会社:ソーダニッカ株式会社)
代表取締役社長 大木様、マネージャー 那須様
2025年に新工場竣工に合わせWeb版「UP-One」が導入された株式会社日本包装様。
新工場の稼働と並行して行われた「UP-One」バージョンアップについて、お話を伺いました。
この記事のポイント!
課題
新工場稼働・売上3倍成長を見据える中、C/S版では素材〜製品完成までのロットトレースが不十分
原価要素の多くが間接費配賦で、ロット別の正確な原価把握が困難
高度な品質、トレーサビリティ要求への対応強化が急務
導入効果
素材、副資材を含むロット単位のトレーサビリティを確立
バーコード運用により直接材料費を正確に計上
クレーム時のトレースバック/フォワードを大幅に迅速化
Web化により営業・現場・管理の連携を強化
株式会社日本包装について
― 貴社について教えてください。
株式会社日本包装は、食品包装を中心とした包装資材の製造・加工を手がける企業です。創業当初はオーナー企業として、堅実な経営を行ってきました。
ソーダニッカグループの一員となったことを契機に、「指示を受ける営業」から「自ら考え、成長を目指す営業」へと大きく転換しました。グループの掲げる「Go Forward」「サーキュラーエコノミー」の思想のもと、成長志向の企業へ生まれ変わっています。
事業拡大に伴い製造キャパシティが課題となり、約6年前から移転を検討。設備・立地などの条件を満たす現在の社屋に2024年秋、新工場として移転しました。
― 主な業務内容、強みを教えてください。
食品分野を中心に幅広い包装製品を手がけています。同業他社が多い中での強みは、急な依頼にも応えようとする姿勢とフットワークの軽さです。
新工場では当時最高水準の設備を導入したことで、品質要求の高い製品にも対応可能となり、外部環境の変化に耐えうる製造体制が整いました。

「UP-One」バージョンアップの背景
― バージョンアップを検討された理由を教えてください。
2016年よりC/S版「UP-One」を利用してきましたが、新工場稼働と売上3倍成長の構想を進める中で、従来システムの限界が明確になりました。
特に、
・素材から製品完成までのロットトレース
・ロットごとの正確な原価算出
といった点が、高度な品質・トレーサビリティを求める得意先への対応において課題となっていました。
そこで、上記課題を解決できるWeb版「UP-One」へのバージョンアップを検討しました。

「UP-One」の導入の決め手
― Web版「UP-One」に更新した、決め手を教えてください
材料すべてにバーコード付きラベルを貼付し、製造時にハンディターミナルで読み取ることで、材料費を直接計上できる運用を構築できる点は大きな魅力でした。
また、業界特有の用語や業務を理解した上で、帳票を含め柔軟にカスタマイズ対応してもらえること、過去の知見を踏まえた提案を受けられる点も安心材料でした。
「UP-One」導入後の変化
― 導入後、どのような変化がありましたか?
営業部門
・Web版になり、どこからでもシステム利用が可能になりました。出張時などでもアクセスできるようになり、利便性が高まりました。
・出荷指示をExcelではなく「UP-One」で管理する運用に変更しました。ミスの防止や誤出荷のリスク低減につながっています。
製造現場
・製品のバーコード読み取りによってミスを防止することができるようになりました。
・追跡可能な品質体制を構築することができました。
全社的な効果
・クレーム発生時の材料・副資材トレースが圧倒的に迅速化しました。
・原反不良時のトレースフォワード対応力が向上しました。
導入プロジェクトについて
― 導入時に苦労された点を教えてください。
新工場設立と並行するプロジェクトだったため、部署や現場の意見をどう取り込むかが大きな課題でした。
意識したのは、
・意見を吸い上げる場を意図的につくること
・「みんなで導入する」という意識を持ってもらうこと
プロジェクトは、大木様(責任者)、那須様(プロジェクトマネージャー)、三宅様を中心に推進しました。
― 成功のために意識したことは?
導入初期からマネージャークラスが要件定義に深く関わることで、後戻りの少ない導入を実現しました。
今後の展望と期待
― 宇部情報システムやUP-Oneに期待することを教えてください。
- ・OCR・AIを活用した注文書の自動取り込み、納品書作成
- ・受発注における承認機能の強化による内部統制向上
- ・マニュアル・手順書を、工程表としてシステム化
「UP-One」を検討中の方へ
― おすすめできるポイントがあれば教えてください。
業界用語や業務特性を熟知したスタッフが伴走してくれる点は非常に心強いです。漠然とした課題に対しても、具体的な解決策を提案してもらえます。
原価算出や外部情報の取り込みまで含め、成長を目指す包装メーカーにとって、安心して任せられる基幹システムだと思います。
株式会社日本包装
フィルム包材の印刷・ラミネート・製袋加工および各種包装資材の製造・販売
1969年の創業以来、食品分野を中心とした包装資材の製造・加工を手掛ける包装メーカー。
フィルムや紙など多様な素材を用い、印刷、ラミネート、スリット、製袋までを自社工場で一貫して行う体制により、品質・納期・安定供給の要求に応えている。
小回りの利く対応力と現場のフットワークを強みとし、急な依頼や短納期案件にも柔軟に対応。高性能な印刷機・ラミネート機・スリット機を備えた生産ラインと、各種検査体制により、高品質で安定した包装材の提供を実現している。
また、親会社であるソーダニッカ株式会社のネットワークを活かした原材料調達力を背景に、安定供給体制を構築。新工場稼働を機に、より高度な品質要求やトレーサビリティへの対応力を強化し、社会に貢献する包装資材メーカーを目指している。
- 創業
- 1969年5月
- 本社
- 岡山県岡山市東区南古都489
データの一元管理で
ムダ・ミス解消
経営判断を効率よくスマートに



