Case
導入事例
「QC-One」で情報の一元化と業務効率化を実現。複雑な検査業務を支え、新基幹システムとの柔軟な連携を可能にする品質管理基盤を構築。

株式会社ニッペコ様
品質保証部 品質保証課 甚内様
潤滑剤・グリースのスペシャリストとして産業界を支える株式会社ニッペコ様は、基幹システムの更新を契機に「QC-One」を導入されました。
今回は品質保証課の甚内様に、導入の経緯や、複雑な連携要件をいかに乗り越えたのか、品質保証課の甚内様に話を伺いました。
この記事のポイント
システム導入前の課題
品質データや関連書類が、紙・Excel・基幹システムに分散。情報の一元管理ができていなかった
品質管理機能が基幹システムの一部にとどまり、必要な管理業務を十分にカバーできていなかった
新基幹システムと連携可能な品質管理システムを、限られた期間で選定する必要があった
「QC-One」の導入効果
品質データや成績表を一元管理し、必要な情報を迅速に確認可能に
検査結果の検索性・閲覧性が向上し、成績表発行業務の負荷が軽減された
基幹システムとの連携要件に柔軟に対応でき、短期間でスムーズに移行できた
株式会社ニッペコ様の事業内容
- 貴社の事業内容と、品質管理における特徴を教えてください。
当社は潤滑技術を強みとし、潤滑グリースを中心とした製品を長年にわたり提供しています。自動車や産業機械など、用途や顧客要件に応じた多種多様な製品を展開しているのが特徴です。
- 事業の特徴について教えてください。
製品ごとに検査項目や成績書のフォーマットが異なるため、極めて緻密な品質管理体制が求められます。正確な品質保証と安定供給を両立させるため、日々、業務改善と品質向上に取り組んでいます。
「QC-One」導入の経緯
- 導入前は、どのような課題を抱えていたのでしょうか?
以前は、旧基幹システムのカスタマイズ機能として品質管理を行っていました。しかし、品質管理に特化した設計ではなかったため、どうしてもカバーしきれない業務範囲があり、不足分は紙やExcelで個別に補っている状態でした。
結果として情報が分散し、必要なデータをすぐに参照できないことが大きな課題でした。そんな折、利用していた基幹システムのサービス終了が決定し、新システムへの移行と、分散した情報を集約できる専用システムの選定が急務となったのです。
- システム導入前の課題を教えてください。
最大かつ喫緊の課題は、品質データや関連書類の一元管理ができていない点でした。また、新しいシステム選定においては、新基幹システムとの連携が必須条件でした。基幹システムのサービス終了時期も決まっていたため、移行期限という時間的制約がある中で、確実に連携を実現できる品質管理システムを選定する必要がありました。
- その中で「QC-One」の導入を決めた理由は何だったのでしょうか?
コストパフォーマンスの高さに加え、サーバーライセンス方式で利用できる点が当社のニーズに合致していました。また、出荷に合わせた検査表の発行が必須要件であり、その要件を確実に満たせる点も評価しました。
加えて、開発エンジニアの業務理解力が高く、当社の煩雑な品質管理業務に対して的確な提案をいただけたことも決め手となりました。カスタマイズへの柔軟な対応力も、安心して導入を進められた理由の一つです。
システム導入後の変化と効果
- 導入から半年が経過し、どのような手応えを感じていますか?
まず、現場から「情報の検索・閲覧が圧倒的にスムーズになった」という声が上がっています。詳細な検査結果を必要な条件で迅速に確認できるようになった点は、大きな改善だと感じています。
また、成績書発行の負荷が軽減されただけでなく、検査員ごとに表示項目を最適化できるカスタマイズのおかげで、現場の利便性も向上しました。検査員ごとに必要な情報を出し分けられる柔軟性が、高い評価につながっています。
- 今後の展望についてお聞かせください。
統計管理機能が充実しているため、今後はデータ分析や傾向管理にも本格的に取り組んでいきたいと考えています。
また、試験機との連携を進めることで、業務の簡素化とさらなる効率化を目指しています。品質情報の一元管理についても、よりレベルの高い運用を実現していきたいと考えています。
導入プロジェクトを振り返って
- 導入プロジェクトで特に苦労された点はどこでしょうか?
膨大なマスターデータの整理には非常に時間を要しました。加えて、従来システムからの運用フローの変更や、多数ある成績書フォーマットの移行作業にも相応の工数がかかりました。特に大変だったのは、基幹システムを同時に導入する必要があり、複数システムの移行を並行して進めなければならなかった点です。苦労もありましたが、その過程においてはUISと円滑なコミュニケーションが取れたと感じています。
- 導入を成功させるために、特に注意したポイントを教えてください。
基幹システムと連携するデータ構造が非常に複雑だったため、データの受け渡し部分には細心の注意を払いました。
基幹システム側は変更が難しいという制約がありましたが、その分、QC-One側で柔軟に対応していただけたことは非常に助かりました。両システムをつなぐ“橋渡し”を丁寧に構築できたことが、導入成功の重要なポイントだったと感じています。
UISへの評価・期待
- UISに対して期待していることがあれば教えてください。
今後も、当社の業務に役立つシステムがあれば、ぜひ紹介していただきたいと考えています。将来的に基幹システムが変更されるようなことがあっても、QC-One自体は継続して使い続けたいと考えています。そのため、製品の進化はもちろん、長期にわたって業務を支えてくれる手厚いサポートを期待しています。
- QC-Oneを検討中の企業へおすすめできる点を教えてください。
まず、画面がシンプルで直感的に分かりやすく、他社製品と比べても必要な情報を探しやすい点が非常に良いと感じました。UIを自社の使い勝手に合わせて柔軟に変更できる点も大きな魅力だと感じています。
また、システムの柔軟性が高く、使い方次第で多様な運用に対応できること、そしてエンジニアの対応が非常に丁寧であることも、導入を検討されている企業にぜひ伝えたいポイントです。

- 株式会社ニッペコ様、ありがとうございました(2026年3月取材)
株式会社ニッペコ
潤滑グリースを中心とした製品の研究・開発から製造・販売までを手がける総合グリースメーカー。自動車、産業機械、電機・精密機器など幅広い分野を支える潤滑技術を強みとし、長年培った技術力で国内外の産業発展に貢献している。
- 設立
- 1933年(昭和8年)
- 本社
- 東京都中央区八丁堀1丁目9番8号 八重洲通ハタビル4F