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バルブゲートの設定方法について

1. バルブゲートとは・・・

図:バルブゲート

バルブゲートとはホットランナーシステムで構成されます。右図のようにゲート毎にピンが付属しており、このピンが上下することで樹脂の流動を調節します。バルブゲートを使用することによって以下の点を考慮することが可能です。

2. バルブゲートを用いるメリット

バルブゲートを使用することにより以下のメリットを得ることが考えられます。

  • 多点ゲートの場合、バルブゲートの開閉で樹脂充填の制御が可能。
  • 流動パターンを制御することでウェルドの位置の制御も可能。
  • バルブゲートを開閉することでゲートシール時間を任意に調節ができる。
  • ファミリーモールドの検討が可能。(充填を制御することで過充填を容易に防止。)

3. バルブゲートモデル化における注意点

バルブゲートをモデル化する際にはいくつかの条件があります。以下にその条件について示します。

  • バルブゲートはビーム要素で生成された要素にのみ適用可能。
  • 多点ゲートにおけるバルブゲート数の制限はない。
  • バルブゲートの設定は、ホットゲートのプロパティ内で設定を行う。
  • バルブゲートに直接射出位置を設けることは不可能であり、必ずホットランナー部もモデル化する必要がある。

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4. バルブゲートのモデル化方法

図:バルブゲートのモデル化

バルブゲートをモデル化した形状を右図に示します。ホットランナー部については内部に存在するピン部を環状形状プロパティによって表現します。バルブゲートを設定するホットゲートについては、3層以上で作成されているビーム要素の先端部の1要素にのみバルブゲートの制御設定プロパティを与えます。

5. バルブゲートプロパティ設定方法

バルブゲートの設定はホットゲートプロパティ内にあります。まずはホットゲート先端部1要素のプロパティを以下の図のように選択し、バルブゲートタグを選択します。

図:バルブゲートタグの選択

選択ボタンをクリックし、バルブゲートコントローラを選択し、選択ボタンを押します。これでホットゲートにバルブゲートの初期設定は完了です。

図:バルブゲートコントローラの選択

次項でバルブゲートの制御方法の設定について説明を行います。

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6. バルブゲートプロパティ制御一覧

バルブゲート制御の設定には以下の数パターンについて設定が可能となります。

時間制御
時間によってバルブゲートの開閉を制御します。初期状態が[開] である場合は、表の最初の入力値は「0」秒とします。初期状態が[閉] である場合は、表の最初の入力値は「0」秒より大きい値である必要があります。
フローフロント制御
樹脂の流動先端が指定したゲートまたは節点に到達した時から設定した時間後にゲートをオープン状態にします。
圧力制御
指定したゲートまたは節点で圧力が設定値以上になった場合にゲートの開閉を行います。
体積%制御
キャビティが指定したパーセンテージ充填された時にバルブゲートを開閉し、その後、指定した体積でバルブゲートを開閉するように指定します。
ラム位置制御
指定したラム変位に到達した時にバルブゲートを開閉し、その後、指定したラム変位でバルブゲートを開閉するように指定します。

7.使用例

バンパーサンプルモデルで使用した例を以下に示します、バルブゲートの開閉をずらすことで意匠面のウェルドラインの発生を抑制しています。

図:使用例

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