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オージス総研の生産ライン向けデータ分析ソリューション「マドラー」が宇部興産に採用~設備センサーのビッグデータを異常予兆検知に活用

2016年3月15日
株式会社オージス総研
株式会社宇部情報システム

株式会社オージス総研(本社:大阪市西区、代表取締役社長:西岡 信也)の生産ライン向けデータ分析ソリューション「マドラー」が、宇部興産株式会社(宇部本社:山口県宇部市、代表取締役社長:山本 謙)に化学プラントの異常予兆検知システムのコアエンジンとして採用されました。データ収集や画面などのUI(ユーザインターフェイス)は株式会社宇部情報システム(本社:山口県宇部市、代表取締役社長:栗山 顕蔵)が担当し、4月から稼働する予定です。

宇部興産では、Industry4.0を視野に入れた「ICTを使ってのモノづくりの進化・顧客価値の向上」という目標を掲げ、4つの重点項目を設定しました。オージス総研は、この重点項目の一つ、「Bigdata分析+CAE(シミュレーション)」での支援を行い、その第一段階として、生産ライン向けデータ分析ソリューション「マドラー」を提供します。

「マドラー」は生産設備の各種センサーから出力される圧力、温度や製品検査などのビッグデータを統計解析を使って分析し、製造機器の異常や不良品発生の検知を行い、生産品質や歩留まりを改善するためのソリューションです。特長は、オージス総研が様々な分野で培ってきたデータ分析力に加えて、導入する生産ラインやプラントの製造理論に基づき、データを選別し、最適な分析ロジックを導出するところです。

今回、マドラーを宇部興産の化学プラントに対して適用し、1,000におよぶセンサーから出力されるビッグデータを基に異常予兆検知を行います。マドラーの導入により、以下のような効果が望めます:

  • これまでは予め設定しておいた閾値を超えないとわからなかった異常を、発生前に検知、対処できる。
    (不良品発生の抑制、不良品処理コストの低減)
  • 予兆の段階で設備の部品交換などの処置を行えるため、ライン停止や異常発生後の処理のリスクを未然に防ぐことができる。(設備稼働率向上、環境保全)
  • 少数の職人しか行えなかった判断を、24時間365日均一に継続できる。(属人性排除)
  • 分析ロジックはプラントの製造理論を組み合わせており、なぜ異常を検知できるかを現場作業者が理解でき、積極的に使ってもらえる。(作業者の信頼性確保、積極活用の推進)

宇部興産では、他の化学プラントへの展開、品質データの分析、化学プラント以外への適用も検討される予定で、オージス総研は宇部情報システムとともに継続して提案してまいります。

今後もオージス総研は様々な分野で培ったデータ分析の豊富な知見を活かして、生産ライン向けデータ分析ソリューション「マドラー」を製造業のお客様に幅広く提案し、品質・生産性の向上に貢献してまいります。

◎詳細は(株)オージス総研Webサイトを参照ください

生産ライン向けデータ分析ソリューション「マドラー」
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